靖国問題を考えて

毎年この時期になると話題になる靖国問題。
今年はジブリの「風立ちぬ」が公開された事もあり、
色んな方面からこの問題についての言及がありました。

若い人は、何がそんなに問題なのか解っていない人も多いかも知れませんね。
靖国神社には、戦没者が祀られていますが戦後Ａ級戦犯と呼ばれた人達が合祀されていることが、
国際問題として取り上げられています。

肉体が滅び霊となれば貧富も貴賤も関係無いのが仏教、神道の考え方です。

ところが中国からすれば「戦争を引き起こした張本人達」まで一緒に
神として祀るとは何事なんだ？と言う簡単な事なんですね。

今でも戦争の犠牲になった尊い命を参拝する人達が全国から訪れます。
一般の人が参拝するのは個人の自由ですが「総理大臣」ともなると一般人とは立場が違います。

国を治める立場の人間が、戦犯の祀られた靖国神社に参拝する事は
「日本は戦争に対して責任は感じていません」と言うようなものです。

慰安婦問題と靖国問題は長い間論議されてきた問題ですが、
一度祀った御霊を神社から分祀事が今現在では不可能である事から、
日中間の微妙な問題が取り沙汰されるわけです。

高齢の方でも戦争を体験された人は年々減っていますし
毎年胸を痛める出来事だとニュースをみながら考えるのです。

タグ：靖国問題